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八月 「ラマスとバラとジュリエット」
更新しました。

 頭が動かない……。なんだかひたすらダルイ。

 ラナンキュラスさんの活動報告(ゆずはらの知り合いです)、読んでいて、考える事がいろいろあるのですが、
 現代の人間は、人間関係の作り方がわからないのではないか、と思いました。

 やたらとべったりになり、自己と同一化をはかる。何かあればケンカがひどい。あるいは、考える事をシャットダウンしてしまう。

 関係は常に一対一であり、一対多の関係が作れない。何かあればいつも、自分に言われた事として反応してしまう。あるいは、それを言うと後々、他の人にどういう影響がでるのか、想像することができない。

 見てきた中で、そういう人がとても多い。

 最近、あちこちの創作系ネットやブログをのぞいています。BL系サイトで、小説を発表しているのを読んだり。

 その中で、学園系の話がある。「王道転校生」というモチーフを使って、何人もの方が作品を作っている。

 王道って何だ。

 と、思って読んでいたら、

 常に全力疾走。
 常に正義感の塊。
 でも個人の繊細な心の動きには気付かない。
 自分の物差しが全てに勝る、
 一見天真爛漫、しかしあらゆる所で反感を買いまくりの人物。


 という事がわかりました。

 ……いるな。私の側にもそういう人。

 それはさておき。

 こういう人物をメインにおいての作品、それが、探したら何百と出てくる。しかもやたらとリアルに描写されている。という事は。

 そういう人が今、ものすごく身近に、どこにでもいる状況になってるんじゃないのか、この国は。

 いつでも、ポジティブに考えないと! と叫び、正しい事をしろよ! と人を断罪し、
 しかし、自分の行動には無頓着。何が悪かったのか、考える習慣も訓練もできていない、
 ただひたすら、みんな仲良くしないとダメなんだよ! と叫び続ける、想像力の欠落した人間。

 それが結婚して親になり、子どもを育てている……。

 昔、「邪悪な人間」という論文を読んだ事がありましたが。想像力の欠落した人間は、成功をおさめ、ある程度の地位も持ち、それなりに評価される人物である事が多いが、身近な存在に対しては、非常に邪悪な人間になってゆく、というのを読みました。にこやかに、おまえのためだと言いながら、相手を無神経に追いつめてゆく。

 言っている事は常に正論。本人も恥じるところはないと胸を張る。しかし、自分の言葉が、相手にどういう響きをもって聞こえるかが理解できない。

 それがどんな影響を出すかが、考えられない。

 結果、子どもや友人たちは、神経症になったり、自殺に追い込まれてゆく。そういうのを事例つきで読みました。

 今のこの国、人間関係が希薄になっている感じがしますが。関係を作るのが非常に下手、あるいは、作れない人が増えてます。

 何でだろうと思い、ふと思ったのは、

 自分について、自分の奥底にあるものについて、しっかり目を向け、考える機会がないまま成長している人が多いのではないか。

 と、思いいたりました。

 これは一見、ネガティブな作業です。苦しいし、先がないようにも見える。

 けれど、「私って何なんだ?」という疑問を一度でも抱き、それについて真剣に考え、語り合う誰かを持ち、あるいは、そういう事を考えながら文学作品や、映画を見ようとした人は。自分の中にある歪みや闇を、認識できる。

 闇は、認識できないと、光もわからなくなる。

 自分の歪みを、傷つきながらも認めた人は、他者に対して優しくしようと思えるようになる。自分以外にも、別の考えを持ち、生きている人間がこの世にはいるのだと、そこで初めて知識ではなく、経験として、実感できる。

 その第一段階を、そんな事したら暗いから~、とか、ネガティブなのは悪い事だから~とか言って、やってない人がすごく多い。

 私はキリスト教の教会にずっと通っていて、同年代以外の人とも話をしてきました。集会の世話役を任されて、泊まりで話し合う機会もあった。そこで、驚いた事がありました。

 聖書を読んで、ちょっと話し合う、一泊二日の集会。それに、県を二つ超えて、三時間以上かけて、やってきた人がいた。

 なんで、そんなに遠くから。と尋ねると、

「ゆずはらさんが世話してくれた集会では、お互いに話をする時間があって、うまく言えないけど、心の中の悩みとか、いっぱい話せた。
 別に大した事じゃなくて、他の人から見たら、どうでも良い問題ばっかりだったかもしれないけど、でも聞いてくれた人はみんな、真面目に聞いてくれたし、ぼくも相手の話を聞いた。
 問題が解決するわけじゃないけど、でも、話せて、聞いてもらえた。ぼくも聞いた。
 そういう場所が、他にないんです」

 私には、彼の言葉が、どこか悲鳴じみて聞こえました。
 その辺りからずっと、人間の関係性とか、心の中の歪みや闇を見ない人たちについて、気になっています。
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ゆずはらしの

Author:ゆずはらしの
「小説家になろう」にいくつか小説を上げています。

公民館で絵を教えています。水彩画。

紅茶、ハーブ、アロマなどが趣味です。でも手際はあまり良くない。お茶は淹れられるんだけどね。お茶はね!

思いだしたように記事を増やしてゆく予定。

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